macha*REVIEW 3：green fish*：SSブログ

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最近、狂ったように嵌ってしまった。

映画の公開の時に、観に行こうか迷っている間に上映が終わって今更後悔。。。

・・・・・さぶいオヤジギャグ、略してSOGはさておき、今回のREVIEWは、

「鉄コン筋クリート」

※ネタバレ注意！（結末は書いてませんが、何もみないで映画をご覧になりたい方はご遠慮ください）

原作は松本大洋。
「ピンポン」「青い春」と聞けば、ご存じの方も多いでしょう。

制作はSTUDIO4℃。
代表作は「アニマトリックス」、大友克洋製作総指揮、総監督の「MEMORIES」など。

・・・こうやって文字で並べると、「へぇ〜」で終わってしまうのだけど、
原作の世界観を保ちつつ、3年の年月をかけて制作されたスンバラシィ作品なのだ。
最先端の3DCGや手ぶれカメラアングル、それでいて手書きアニメーションっつーとこが、
これまたスンゴィ。
日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞だって受賞しとるんよ。

舞台は架空の町「宝町」。
時代の波からちょっとずれた、おもちゃ箱のようなまち。
ヤクザがはびこる、「地獄」のまち。

その「宝町」でカツアゲやスリ、強盗などの犯罪を生活手段として暮らしている
クロ→

とシロ→

名前からも想像されるようにクロ=悪、シロ=純粋といった役回り。
クロがシロを守り、（実質、シロがクロを支えているのだけど）2人だけで生きてきたんだな。

この2人のつながりの強さが、この映画の「キモ」です。
・・・キモイのキモではないです。「肝」です。

お互いが足りない「ネジ」があって、それをお互いが持っている。
人って独りじゃ生きていけないんだなと、思わせてくれるようなお話です。

それでね、このシロがね、すごくいいんだ。
「もちもーち、コチラ地球星、日本国、シロ隊員。おーとーどーじょー」

て、セリフが何度もでてくるんだけどさ、可愛すぎて切なくなる。。。
しかもシロの声を担当してるのが、女優の蒼井優。
ぜんっぜん、わかんないの、蒼井優って！
ちょっと舌っ足らずな感じとか、シロがホントにいたらこんな声なんだなって素直に入ってくる感じ。
女優以上の女優だと思った。

クロの声もこれまた俳優さん。嵐の二宮くん。

・・・・なんか、顔も似てるかもwwww
って、こんな↑顔で、「似てるかも」なんて言ったら二宮くんファンに
ボッコボコにされますね。
別にこの顔が似てる訳じゃないですから。ね。

ストーリー全体的に、暴力のシーンが多いので、おこちゃま向けのアニメではないです。

・・・そんなにグロテスクなものではないんですけど、前に紹介したワンピース的な娯楽要素は、いたって少ないかも。
そんな中でやっぱりシロの存在感が大きいのかなと思ったり。

原作のストーリーの良さ+映像の完成度の高さ+声優人のハマリ度で、文句のつけようがないです。
ちなみにモックン（＠シブガキ隊ね）も「蛇」という主要な人物を演じてますが、全然違和感がないんだな、これが。
違和感どころか、本人なのかもわからんかったけど。

・・・なんだか嵌りすぎて、だいぶ主観的なレビューになっちゃったのね。
ホント伝えたいことがありすぎて、私の乏しい文章表現では無理でした。。。
詳しくは、上の映画タイトルからリンク貼ってますので。。。（って、なんだソリャ）

でも、松本大洋スキじゃない人にもきっと受け入れられるくらいのスンバラシィー作品。
松本大洋スキの方も唸らせる、そんな映画。

DVDで是非とも「どーじょー」